いんたびゅー

第3回 音楽 神前暁さん

 

Q.原作をはじめてお読みになった時の感想をお聞かせください。

絵が綺麗だなというのが第一印象でした。特に線の表情が豊かで魅力的ですね。独特のヒネたギャグセンスも思い切りツボにはまりました。あと、何気に日常描写(部活とか)が非常に上手なのでベテランの方かと思ったら、若手のしかも女性の方と聞いて3度びっくり。

Q.本作品の魅力はどこにあると思いますか。

極論すればシンプルなボーイミーツガールモノなのですが、それを演出する完成度の高い日常描写とギャグとシリアスの絶妙なバランスが最大の魅力だと思います。作画も丁寧で綺麗ですしね。それと、やっぱりフトモモ。

Q.本作の音楽を作る際に工夫している点や、苦労している点についてお聞かせください。

スケジュール!山本監督との仕事では一発OKということはまずないのですが、今回のOPは特にてこずりました。ラフを出すまで1ヶ月、リテイクを重ねること1ヶ月。両者納得の、かなりクォリティの高いものができたと思います。
EDに関しては、当初は担当すると聞いていなかったので慌てて作ったのですが、それでも2曲没にされてしまいました。なので「どうせやるなら」ととことん振り切ってみました。是非フルサイズで聴いて欲しいですね。
劇伴(BGM)は……OPとEDに押されてギリギリまで手がつけられず、あまりの進行の速さのせいかイマイチ記憶がないのですが、手元に50曲くらいあるので作ったのでしょう。PVの曲も3時間くらいで作ったのですが、映像とのマッチングも含め意外に評判が良かったので「この方向でイケるか?」と思ったら、音響さんに「爽やかすぎて使いにくい」と言われてしまいました。ショボーン

Q.音楽を担当するにあたって、山本監督とはどんな打ち合わせをされましたか?

初めから「80年代ドラマのノリで」と聞かされていて、OPも「○○で!」と指定されましたね。その後の苦悩は上記の通りです。劇伴も80年代っぽくという話だったのですが、意外に画が透明感ある感じで来たので、メインは今風のアコースティック系にしてギャグシーンにいかにもなシンセサイザ音を持ってきてみました。監督のダメ出しは 厳しいのですが、的を射ていることが多いので作曲家としても助かっています。

Q.「かんなぎ」メインキャラクターの魅力についてお聞かせください。

御厨仁…ピュアだけど、男気。

ナギ…貧乳、前髪、薄眉。

青葉つぐみ…理想の幼馴染像。

ざんげちゃん…エロヤラカワイイ。

Q.お気に入りのキャラクターや、注目してほしいキャラクターについてお聞かせください。

やはりナギのペッタンには注目せざるを得ません。時代は胸よりパンツよりフトモモですかね。あと、美術部の面々(特に先輩達)には僕自身の高校時代の思い出がオーバーラップするので、彼女達がどんな風に暴れてくれるかが楽しみです。

Q.最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします。

久々の山本監督とのコンビということで、気合い入れまくりで望みました。特にOPは映像含めて皆さんのご期待に添えるのではないかと思います。というか僕も先日初めて見ました。よくやった、感動した!>ヤマカン。劇伴も目立たず埋もれず、縁の下で働いていますので、そちらもたまに意識してみて下さい。と言いつつ、実はまだ絶賛制作中です。ええ、頑張ります。1クールと短い作品ですが、1話1話をじっくり味わって楽しんでもらえたら、と思います。